静岡県にあるローカル私鉄に乗ってきましたので、いくつか紹介します。まずその1は岳南電車です。岳南鉄道とゆう呼び名の方がしっくり来る方も多いかと思います。私も最近まで名称が変わっていたのを知りませんでした。
岳南電車は東海道本線の吉原駅で接続していて、終点の岳南江尾まで9キロたらずのミニ私鉄です。もとは貨物専業だったらしいてすが、2年くらい前に貨物輸送が無くなってしまったらしく、1時間に2本くらい往復するだけの寂しいローカル線になってしまったようです。
■吉原駅から発車を待つ岳南電車
土曜日でしたが、乗客は1両でも間に合う程度でのんびりした雰囲気です。昔井の頭線で走っていた車両を二個一に切り貼りして1両で走っている模型チックな岳南電車ですが、元々は貨物専業なので利用者は少なかったと思われます。最近、富士山が全ての沿線から見れるとのキャッチフレーズで集客している様で、普段はまったく鉄道に興味を示さない私の連れも、富士山が良く見えると知って今回少し乗り気になっていました。確かに富士山に向かって走るのはこの岳南電車と富士急くらいかもしれません。当日は天気に恵まれて富士山がよくみえました。
■運転席の真横の席を陣取って富士山の展望を楽しみました
元貨物線なので、工場の間を縫う様に走る区間もあり、ちょっとした遊園地のアトラクション気分にも浸れます。
途中、岳南富士駅で下車して残されている電機機関車や、整備中の電車などを見学しました。
■昔の貨物輸送で使われていた電気機関車が残されています。
■鉄コレになったED40電機機関車
■年季の入った無人の駅舎
■整備中?の車両
■この駅からも富士山が眺められます
このED501号機関車はかなりの古参らしく鉄道博物館に展示してもよいのではないかと思うのですが、たまに運転会で動かしているそうです。まだ現役なんですね。
最寄に見所があるので行ってみました。徒歩10分くらいのところに湧水公園があります。デカイ鯉がウヨウヨ泳いでいました。
■湧水公園の案内
■巨大なベトコンの群れ
■ここでも富士山が見えます
終点の岳南江尾駅は新幹線とクロスしている駅です。確かにいつも新幹線に乗っていると一瞬だけ見える駅はここでした。駅は花壇に綺麗な花が植えられていて地元の方に守られている感じでした。
■終点の岳南江尾駅です。
■ホームには花壇があり、久しぶりの蜜の匂いが…
■緑マスクのかぐや富士号のヘッドマーク列車はツアー客?で埋まっていました
当日はあいにく店がしまっていて、途中立ち寄りませんでしたが、比奈駅の駅舎の中に
模型屋さんがあるそうです。
最後に富士山をバックに電車を撮って、小旅行を締め括りました。
■富士山をバックに走る岳南電車
全路線で結構大きな富士山が見れます。1日フリーキップは¥700ですので、適当に寄り道して往復しても2時間くらいなので、富士山が大好きな人は遊び賃はさほど掛からず大満足(連れは満足していた!)だと思います。
東京から東海道線なら片道3時間半くらいの距離です。新幹線なら新富士駅か三島駅で乗り換えて1時間半くらいですので、がんばれば日帰りできます。
■とにもかくにも世界遺産の富士山を前面に押し出した記念キップとフリーキップ