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手持ちの在庫も無くなって今更ですが、ドッチーモアダプターの限界を考察してみました。”何の限界?”と言いますとDCCパルス電圧の許容の上限です。日本でよく使われている(どれ位DCCをやられている方がいるのかは不明ですが・・)DCCの機材は’Disktopstaition’や’Digitrax’などが主だと思います。そしてこれらのコマンドステーションが流すDCCパルス電圧は大方±12V近傍だと思います。ヒデロンさん曰くドッチーモアダプターもこの辺りの電圧を基準に設計したとの事なので、推奨は±12Vとしていますが、まれに±16V位は大丈夫?と聞かれる事があります。コマンドステーションは±12Vしか出さないのになんで±16Vなんて高めの電圧を気にするのだろうと思っていましたが、ヨーロッパで広く普及しているDCCは16V位の高めの電圧で利用するコマンドステーションが当たり前らしく、おそらくは想像ですが、ヨーロッパ型のシステムやデコーダを使われている方が16Vの使用可否を確認してくるのだと思います。そこで今回16V近傍でドッチーモアダプターが機能するか実験してみる事にしました。
しかしこのために超高価なヨーロッパ型のLenzなんて買えませんので、それ相応の電圧を出力するDCアダプタをDSoneに繋いで、やってみる事にしました。用意した電源はPC用の電源みたいで、ハードオフのジャンク箱から見つけた物です。OUTPUT:15V/2Aがラベルから確認できます。これをDSoneの電源として、レールに流れる電圧を見るだけ君で簡易的に確認してみました。
■今世間の話題沸騰中の東芝製 PC電源
■みるだけ君はレールに流れる電圧を表示してくれます。(液晶がまぶしいのでコントラストを調整してます)
みるだけ君の電圧表示は15.5Vを表示してます。大方15VのDCCパルスがレールに流れているのが確認できました。
この状態でドッチーモを搭載した車両をレールに乗せて、ドッチーモのリレーがDCC回路側に切り替わるかみてみまました。ドッチーモ上にある青と赤のLEDが点等すればリレーがDCC回路側に切り替わっていることが確認できます。
■特に問題なく15.5VのDCCパルスでもドッチーモのリレーが正常に切り替わりました
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■軽く試運転をしてみました。車載デコーダは幻のスマイルデコーダです
コマンドステーション電源のON/OFFを繰り返してもドッチーモは安定してDCCの信号を受けてデコーダ側回路を開く動作
をする事が確認できました。
今回の実験でドッチーモは15.5Vでも問題なく使えることが改めて確認できました。正直ドッチーモの利用電圧の限界はどこまでなのか産みの親のヒデロンさんに確認してみましたが16Vまでの使用で抑えておいて欲しいそうです。これ以上の電圧になるとリレーが焼けて持たなくなる懸念があるみたいです。(動作の保障はできません)
海外では実際にDCCを18V位で使用する例もめずらしくないみたいですが、そんな耐圧の高いデコーダは持っていませんのでこれ以上は確認しない事にします。ドッチーモをご利用にみなさま、DCCの電圧は程々に・・でお願いします。
※速報です
Newなドッチーモアダプターが出来上がったみたいです。
DCCfest 2017にご来場ありがとうございました。開催回数を重ねる毎に(まだ2回ですが..),参加者が増えていっている感じなのでやり甲斐があります。ドッチーモもおかげ様をもちまして即売用の手持ち在庫は尽きました。残り在庫はスイッチサイエンスさんに委託している分になります。送料等が掛かってしまいますが、ご要り用の際はこちらからご購入ください。
■準備中の様子
■準備がほぼ整った様子
■ツインディーゼル音も会場の音負けもせず想定通りのまずまずの音量でした。
■開催開始直後の様子
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2017年6月17日(土)は待ちに待ったDCCfest 2017が開催されます。大手模型メーカもやらないケーキを食べながらDCCの鉄道模型を走らせまくる稀有なイベントです。みなさまお誘い合わせの上で是非お立ち寄り下さい。
当日はドッチーモの残りわずかな在庫も持参しますので、ご興味ある方はMECYにお声がけ下さい。
今までなごでんさんのMP3サウンドデコーダで色々と音だしを試してきましたが、組み込んだ車両単位の単機で鳴らしていたので、音の広がりと言うかバリエーションにもの足し無さを感じていました。さらに言うといざ大勢の人の集まる場所になると音負けしている感もありました。さまざまなスピーカで音を大きく出せないか試してはいましたが、現状では音量を絞りだすのもほぼ限界に達しているような感じで手詰り感もありました。で考えました。1つなら弱くても2つ、3つにすればそれなりに音量も大きく出来るのではと...そうです!鉄道は繋げられます。音の出る車両を複数にすれば2倍、3倍です(た・ぶ・ん)。と言うことでやってみることにしました。
サウンドカーの1番手はおなじみの北斗星色のDD51です。もう一つはこの間サウンド化したスハフ14の2両です。一応実車に近い運用にもこだわってとはいえ北斗星のフル編成なんて経済的に無理なので、色合いの似ていた急行ははまなすもどきをイメージして編成化してみました。(座席車のはオハフ15、スハフ14は新品ですが、寝台車はジャンクで集めたので本来ありえない混成のバラバラ編成です)
■かつての急行ははまなす もどきでディーゼルの爆音!?
・DD51※+オハネフ25+オロネ24?+オハフ15+スハフ14※ ※はサウンドカーです
・オハネフ25+オロネ24?+オハフ15+スハフ14※+DD51※ ※はサウンドカーです
予想通り、先頭と最後尾をサウンドカーにすると音の広がりでバランス良くいい感じに聞こえました。MP3の汽笛の連打も絶好調でした。また先頭+2両目をサウンドカーにするとさすがに音が大きく、目の前に停まるともー結構な煩さです。DD51は擬似ディーゼル音ですが、スハフ14は実車音のMP3です。ただ隣接させて聞いても全然違和感がなくむしろ上手い具合に馴染んで、ブルートレーインが走り去るかの様な感じに聴こえました。フジガヤさんが作ったディーゼル擬似音が限りなく実物のディーゼルエンジン音に近い仕上がりなのだと改めて思いました。
ただこれは自宅であまりやらない方がいいです。かなりやかましくなります。家族の留守中にこっそり走らましたが、夜家族がいる時にこんな音を出したら途端にゴジラが現れて踏み潰されます。
JUGEMテーマ:鉄道模型
恒例の(ではないですが・・)がんばって入れてみるシリーズです。今回はKATOのEH200ブルーサンダー(Nゲージ)にNucKyさんのワンコインデコーダを無理やり入れ込みます。まず素材のブルーサンダーEH200ですが例の如くわけありジャンクです。この電気機関車はモータの入った車体とお供になる空の車体が2個で1両とゆう特殊な構造で、以前からこの構成がNucKyさんのコンパクトなデコーダを入れるのに都合がよさそうだなと思っていました。Nゲージの電気機関車は専用基板のデコーダでない限りは自作系のデコーダでDCC化するのはなかなか難しい事だと思います。なぜなら電車のようなデコーダを入れ込む空間がなく、ウェイトでぎっしり詰められているのでウェイトを削らないとデコーダを入れ込む空間が確保できない場合が殆どだからだと思います。ですがこのEH200のような連接構造の車体ならば丁度、モータなし側で空の空間があるのでここへなんとか入れ込んでみたいと思います。
■片側にパンタグラフがない!いかにもジャンキーなブルーサンダーEH200
早速分解して構造を確認してみました。予想通りモータがない車体側はNucKyさんデコーダが入りそうな空間がありました。ただ単純に入れ込むのはさすがに付属の部品の撤去や、デコーダからの配線類をモータ側に引き回さないといけなさそうなので、そのままでは無理そうで色々考えて工夫が必要そうです。
■ボデーを外して車体構成を確認してみました。右がモータ入で、左がカラです。
まずはモータなし側を集中的に改造しました。ライトを集電する基版はジャマなので撤去します。さらにモータが載ってないのにモータ様のソケットの様なものも入ってましたので外しました。そしてデコーダの配置や配線などを検討してみましたが、どうもNucKyさんデコーダでもワンコインデコーダ4の大きさがちょうどサイズ的に空きスペースにスッポリ入りそうなことが分かってきました。
次にデコーダの準備に取り掛かります。NucKyさんのワンコインデコーダですが、最新のRevのものはワンコインデコーダ4.1となっていますが、MECYの手持ちは旧版のワンコインデコーダ3の基板しかありませんでした。ですがワンコインデコーダ3でもワンコインデコーダ4と機能的には差はないと思いますし、大きな違いと言えばファームウェア書き込み用のスマイルコネクター端子の長さ位かなと思いましたので、ここはワンコインデコーダ3でスマイルコネクターを自分でカットしてワンコインデコーダ4もどきにしてやります。他にはセレクトする部品としてモータを駆動させるフルブリッチドライバーを通常品のBD6231F-E2ではなく実験的な意味合いも含めZXBM5210でチャレンジします。コンデンサーC1、C2は10μFのもので組みました。
■一旦ワンコインデコーダ3で完成させます。
※ZXBM5210は故障するリスクがある様です。1回目の作成途中でモータ動作の確認中に暴走して壊れました。(たまたま選んだ個体の品質が今一のものだったのかもしれません)ZXBM5210を再び張り替えたところ、安定して動作したのでこのまま使うことにしました。
■スマイルコネクタ端子をカット短縮してワンコインデコーダ4もどきに変身
これでデコーダの長さは26mm→22mmに短小化し、丁度良い大きさにできました。
デコーダの準備に若干手間取りはしましたがなんとか成ったのでEH200のDCC化に挑みます。デコーダを車体に載せて配線をするのですがEH200、ご丁寧にも空の車体にもモータ側から動力を継ぎ手を介して駆動系をわざわざ作りこんでいるので、ここに干渉しない様にするためデコーダを載せる台座のようなものをプラバンで適当に(本当は3Dプリンタでカッコ良く作りたい)作りました。
■車載時の駆動系の逃げとしてデコーダの座布団をつくりました。
デコーダの座布団を適当に作ったとは言え車載時のデコーダの高さ面は結構調整しながら精密に作る必要はありました。ここがあまり適当すぎるとボデーを被せる時に干渉して上手くはまらなくなります。
デコーダを配置するメドがたったので、実際に搭載してみます。ポイントとしてはモータ側のライト基板を裏返しにしてレール側給電ラインと分離させ、モータ端子とレール側給電ラインをそれそれ車体の連結部分を介してデコーダへの配線と直結しました。あとライトは今回ファンクションのコントロールは省略してモータのラインと共通とし、デコーダの車体側はLEDを自作して無理やり付け加えました。スペースの関係と4軸からは確実に集電が出来るので、集電不良を補完するコンデンサーはつけませんでした。
■無理やり押し込んだ感満載のデコーダ車載状態と使わなくなった部品
何とかブルーサンダーへ入れ込む事ができました。さすがはH級の機関車です。実物と同じ様に8軸駆動は走行性能が安定していています。NucKyさんのワンコインデコーダはBEMFが効かないので坂道発進は多少厳しいですが、試運転はバッチリです。(発進性能を確保するためCV2を85にしました。)フルブリッチドライバーの耐久性も気になるところですが、Nゲージなので負荷はそれほど掛からないと思います。2時間ほど連続運転しましたが特に問題はありませんでした。このまま実用になるのではなかと思います。
■ワンコインデコーダ入りブルーサンダー試運転その1(ボデーカバーなし)
■ワンコインデコーダ入りブルーサンダー試運転その2(貨車牽引)
NゲージのDCC化はいつもスペースとの戦いの様な気がしていますが、NucKyさんのワンコインデコーダの小スペースな点と超ローコスト(安いモータドライバなら405円くらいでしょうか・・・)な点は大変魅力的でNゲージに最適なので戦いがいがあります。今後も色々と挑戦してゆきたいと思います。
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(2017.6.3 11:30 追記)
勾配ありのループの連続走行で5時間程放置しておりましたが、特に問題なく走りきりました。安いバージョンのフルブリッチドライバーZXBM5210でもNゲージの動力デコーダであれば十分実用になるかもしれません。
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