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みなさましばらくご無沙汰しておりました。最近身の回りの環境変化に追いつけず、ブログの更新が滞っておりました。申し訳ございません。少し余裕が出てまいりましたので、チョットずつ投稿してゆきたいと思います。
再開1発目は前回のリベンジです。前回はディーゼルサウンドをF3キーでON/OFFさせるまではよかったのですが、起動音を入れ込むやり方にまずい箇所があり、ボツとなっていました。更にデコーダスケッチで旧来からの所々に改善すべき箇所もあり、DCC電子工作連合の方々のご協力も得ながら地味に改善作業は行っておりました。ようやく安定版のスケッチも固まり、なごや電鉄さまのMP3デコーダも改良版の準備を進めているとの事ですので、これに併せて前回のリベンジでもと思い手を入れてみました。
やったことは前回同様エンジン起動音の再現ですが、前回は安易にF3キー後にdelay文を使ってMp3のエンジン起動音とエンジン走行音の鳴り出す繋ぎのタイミングを取ろうして失敗しました。どうもdelay値を大きく取ると(3000msも取っていた)マイコンの処理が追い付かなくなり、誤動作を起こす原因となる事を夢にも思わずやっていました。まだまだ未熟者でした。で今回はこの禁断のdelay文は一切使わない方法で実装してみました。
あと他には以前へのへのもへじさまからエンジン音で高速変速の直結⁉にならないとのご指摘があったので、ここを自分なりにこんな感じかなあ?とゆうレベルの動きになる様にしてみました。(あくまでディーゼルエンジン音の高速変速直結風なものです)
それでは今回の資材です。
デコーダはなごや電鉄さまから試供品としてお預かりした、「MP3V5スイッチングレギュレータ版」と「SmileDecoderR6n」を使用します。
「MP3V5スイッチングレギュレータ版」はレギュレータの発熱を抑える目的でリニアレギュレータをスイッチングレギュレータに置き換えて、熱だまりしやすいデコーダの動作安定化を狙った改良品だと思います。このスイッチングレギュレータ版を熱の逃げ場のないDD51に入れて長時間動作の安定性もみながら、前回のリベンジも果たしたいと思います。
「SmileDecoderR6n」の方は幻のSmileDecoderに走行音が出せる機能をつけてアンプを12Vの強化版にパワーアップした超爆音版です。MP3V5と異なる点はMP3機能は搭載されずそれと引き換えに小型化されています。
■「SmileDecoderR6n」上と「MP3V5スイッチングレギュレータ版」下のサイズ比較
「SmileDecoderR6n」はマイコンとその他の部品が「MP3V5」より一回りサイズの小さい物をセレクトされているので基盤サイズが小さくなってもまだ余裕がありそうです。Nゲージには楽に入れられるサイズだと思います。
■「MP3V5スイッチングレギュレータ版」下と「MP3V5従来版」上
「MP3V5スイッチングレギュレータ版」は「MP3V5従来版」と基盤自体のサイズは同じだと思います。
■レジュレータ高さ比較 左:従来版 右:スイッチングレギュレータ版
気になっていたレギュレータの高さですが、これも従来版とほぼ同じと考えて良いと思います。
■DD51に載せレギュレータ部のクリアランスをみる
局所的なショットで申し訳ありませんが、DD51は以前がんばって従来版を入れたときも台車とのクリアランスがカツカツでしたが、レギュレータ版も問題なく収まりました。
「SmileDecoderR6n」の方はマイクロエースのHoキハ52に入れてみました。DCC対応ではないので一旦すべて分解してモータやら、車体から配線を引き出して絶縁するのはNゲージと基本やるは事かわりません。車体構造がNゲージと同じで大柄になった感じです。
スピーカーは壊れる前提で選んで、安ぽい8Ωの30mm径(¥100)に30Ωの抵抗を挟んで、12Vアンプのハイパワーを受け止めます。
■スピーカーはアンプのハイパワーを受け止める工夫が必要です。抵抗を挟まないと焼ききれそうなハイパワーです
■この急ごしらえのハイパワーもどきのスピーカにさらにチーブなキャップエンクロージャをあわせました。
30mm径のハイパワースピーカーもどきがキリギリ車体幅に収まるのを確認しつつ、デコーダ「SmileDecoderR6n」を搭載してみました。配線の取り回し見た目が雑ですが、ライト、室内等もデコーダから給電出来る様になっています。
Nゲージではサイズ的に厳しいかもしれませんが、とまらんコンデンサーは1000μFが良さげです。最初470μFをつけていましたが、12Vのレール給電からのノイズ⁈が入ってくるのか、わずかにノイズがスピーカから出る時があったので1000μFにしました。交換後はノイズはでなくなりました。
■いつももっと綺麗に収めたいと思いつつザックリと処理しております。
スケッチは2017/10時点の最新版「MP3V5_DL108」をベースに上記の動きを加えたMECY TRIAL版にしたスケッチを共通で使います。「MP3V5スイッチングレギュレータ版」と「SmileDecoderR6n」はMP3のFキーの音の有り無し以外は同じ設計にしてもらっているのでスケッチが共用できます。ただしCV50の走行音ボリュームはデフォルトが5にセットされていると思います。CV50:5ではMP3V5スイッチングレギュレータ版では走行音が小さすぎるので5→8へCV値を変更しました。「SmileDecoderR6n」についてはアンプパワーが現状ではありすぎてCV50 :5より大きくするとスピーカーが音割れします。最悪壊れると思います。
DD51の「MP3V5スイッチングレギュレータ版」に合わせるスピーカはブラックキューブでMP3音量のCV58は:27までは設定できました。最大28まで設定できますが、あまり大きくすると音割れします。
他CV49にセットする値を拡張しました。このCV49の値を3にすることでF3キーONで一旦ディーゼル音が消音状態になります。F3キーをOFFにするとMP3からのディーゼル起動音が鳴り出して、少し遅れてディーゼル疑似音が鳴り出します。(エンジン起動音風の再現)
次はF4キーをONにした時に、ディーゼルエンジン音が高速のエンジン音で鳴っていた場合、そのままディーゼルエンジン音は高速エンジン音状態で固定のまま鳴り続ける様にしました。逆にF4キーをOFFにするかもしくはアクセルを少し戻すとエンジン音が低速へ切り替わっていきます。(エンジン音の高速変速直結風の再現になります)
◇「MP3V5スイッチングレギュレータ版」を搭載したDD51の動画をご覧ください
一周目は従来の仕様のままで加速しながら高速エンジン音になりますが、しばらくすると低速エンジン音に下がって走行します。
二週目からF4キーをONにして高速変速直結状態を再現します。
最後に停止して、エンジン起動音を試します。
エンジン起動音で疑似エンジン音が鳴り出す一瞬ノイズが出てますが、音量をMax8で上げすぎのためです。7に下げれば気にならなくなります。
1時間程連続運転をしてみましたが、DD51の熱が逃げにくい狭いエンジンカバー内でもデコーダが熱くなりすぎる事もなく、従来版より発熱は確実に軽減されている感じでした。
◇「SmileDecoderR6n」を搭載したキハ52の動画をご覧ください
一周目は従来の仕様のままで加速しながら高速エンジン音になりますが、しばらくすると低速なエンジン音に下がって走行します。
二週目からF4キーをONにして高速変速直結状態を再現します。
途中でF4キーをOFFにしたりして直結を解除してエンジン音を故意に低速側に下げたりします。
「SmileDecoderR6n」の発する超爆音のディーゼルエンジン音ですが、かなりパンチがあります。夜中に遊ぶと確実に近所迷惑になるレベルですので控えめな音量にしておいた方が良いくらいに音が鳴り響きます。(打倒テンショウドウが期待できます)
まとめとしてF4キーが高速側エンジン音直結のON/OFFキーで良いのか?とか起動音の繋がりが今一自然じゃないかも?など見直す点もありますが、とりあえず前回のリベンジは果たせたかなと自己満足に浸っております。
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追記:2017/10/09
なごや電鉄さまの頒布ページにテスト版として今回のスケッチを掲載していただきましたので、スケッチ書き込みが可能な方ではよろしければお試しください。
従来版「MP3サウンドデコーダーMP3V5」でも動作いたします。
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