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盛り上がりをみせているオープンサウンドデータ。今回は前回同様MT54サウンドはなぜか脇役で、またまた制御車の光物加工中心で話は進んでいきます。
前回で制御車の光物ネタは終わったのでは?と思われるかもしれません。いやいやまだまだ他にも加工の仕方がありました。今回撮り得る新たな加工法は「ExpBoard for Tomix HO」を使った実装方法です。以前、お試しアイテムとして「ExpBoard for Tomix HO」にNext18アダプターを神ハンダーして、中華デコーダPanGu(バングー?)と合体させて動作確認まで行いました。今回は「ExpBoard for Tomix HO&中華デコーダPanGu」の初号機をそのままクハ115に載せてしまおうという大胆なネタです。
では簡単に「ExpBoard for Tomix HO&中華デコーダPanGu」のおさらいです。「ExpBoard for Tomix HO」はYassanさんが開発された、Tomix専用のDCC化をアシストしてくれる基板です。Hoの冠が付いてますが基板のサイズや長さ的にみてNゲージでもイケそうな感じです。「中華デコーダPanGu」ですが、元々の目的は「ExpBoard for Tomix HO」にハンダ付けするNext18アダプタ部分の出来上がり具合をチェックするための捨て石の様な位置付けのローコストなデコーダです。Disktop Stasionが買い付けて販売しているものです。ただ捨て石にするのはもったいないし特に不都合もなくExpBoard for Tomix HO&中華デコーダPanGu」の初号機が出来たので、このままこれをクハ115の光物DCCユニットとして転用してしまうというのが今回のミソです。
まずはクハ115に「ExpBoard for Tomix HO」を載せてハメ合わせ具合をみてみます。
ボデーの屋根カバーを外して室内灯を入れるためのレール上に落とし込む感じでインサートします。
◇Tomix専用設計なのでPanGuがついたままでも綺麗に収まります。
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車体半分程度の長さしか占有していませんが、片運転台なので1つで十分な感じです。ディーゼルなどの両運転車なら、両サイドに装備してデコーダ2つにしてゴージャスに使うこともできそうです。今回は光物DCC化だけなので、機能がチープなPanGuをそのまま使ちゃいますが、動力車やサウンドカーにしたい場合はESUのLok sound5 microをNext18アダプタに挿して使うなんてこともできます。本来はそちらがメインなのだと思います。
クハ115の光物DCC化ですが、「ExpBoard for Tomix HO」のライト系と室内灯のパットから配線を引き出して元あるライトユニットの電極にハンダ付けするのは前回行った、NuckyさんのOneCoinDecoder4CoinDecoder4とやりたい事の目指す方向性は同じなのですが、PanGuとOneCoinDecoder4ではデコーダの動きが違うため、ライトユニット未改造で行けるFL両極性タイプのOneCoinDecoder4と比べPanGuを使う場合は片極性タイプのため青線(COM)をどこかに追加配線してやらないといけませんでした。あれこれ試行錯誤の上、調べたところライトユニットのブリッジダイオードの足からCOM線を引き出すと、特に追加改造も必要なくヘッドライトとテールライトが点灯させられそうなことが分かりました。
◇ピンクで囲った部分からCOM線を引き出します。室内灯はテープLEDをAUXとCOMパットから引き出して配線しています。
特に大がかりなライトユニットの加工も必要なく「メデタシ・メデタシ完璧じゃん!」とぬか喜びをしていましたが、実は途中で大きな見落としとミスを犯していました。配線済みの写真ではすでに対策していますが、追加したCOM線上に抵抗を挟むのを忘れていました。COM線を追加する先を探している時は短時間で点燈する事を確認して済ましていたので問題に気が付かなかったのですが、制限抵抗がない中で過電流が流れ続けてしまい最終テストで長めにライトを付いたところ、焦げ臭い匂いと共にPanGuから狼煙が挙がって来てしまいました。慌てて電源をきりましたが、PanGuが相当な高熱になっていてその後はライトが点かなくなりました。哀れにも当初の役目通り捨て石となってしまいました。予備のPanGuがあったため抵抗を追加し(200Ω〜500Ω当たりの物が明るさ的にも丁度さげと思います)焼け死ぬこともなく安定して使える様になりました。OneCoinDecoder4の様な両極性タイプのデコーダに慣れ切っていて、考慮が足りてなかったミスでした。幸いノーマルのライトユニットやボデーに損傷はなく、半死のPanGuデコーダもモータ系は生き残っていたので、最小の被害ですみました。皆様もこの様な加工をする際は十分にお気をつけください。ということで少し躓いて、心が折れかけましたが気を取り直して完成させました。
◇線路が短すぎて加速しきれないのがもどかしいですがサウンド・光物はいい感じになりつつあります
前回は中間車だけが走るお化け電車の様でしたが、制御車が前後に付いてまともな電車らしくなりました。
最終の確認で思わぬミスでつまずきましたが「ExpBoard for Tomix HO」と「PanGu」を使えは制御車のDCC化は正味1時間かからない程度で仕上げることができました。Tomixも「ExpBoard for Tomix HO」があればDCCも怖くない!?ですね・・・
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今回はYassanさんから送られて来た或るアイテムをもとにして基本に立ち返りDCC化への修行を積みました。
◇Yassanさんからのミッションコード「ExpBoard for Tomix HO」が送られてきました。
Yassanさんから投下されたアイテムですが、Tomix用のDCC化基板「ExpBoard for Tomix HO」と極小コネクターNext18のメスとお試し中華デコーダです。
現状、DCCのソケットは8PINタイプが主流ですが(MECYは今までこれしか知りませんでした)今後はこの超極小なNext18へ徐々に移行する様です。特にTomixのDCC化をアシストしてくれる「ExpBoard for Tomix HO」は8PINソケットを付けるパターンはないので、がんばって極細0.5mmの(昔のペンのCMを思い出します)ハンダ付け修行に挑みました。
神に至るためのハンダ付け修行の下準備として、「ExpBoard for Tomix HO」Next18を付けるパターンへの予備ハンダをしておきました。ここはフラック等をあらかじめ塗っておいて、ハンダを極細0.5mmの電極に定着させる作業ですが、MECYはハンダペーストを塗りながら行いました。ここは成否のカギなので目視でハンダが綺麗に乗っていること、隣のピンにハンダが接触していない事を入念に確認しました。目視確認ですが虫眼鏡ごしで見ないと判断できない細さです。次に米粒程の大きさのNext18ソケットを「ExpBoard for Tomix HO」基板へ位置決めしながらテープ等で仮固定をするのですが、これも相当な集中力と眼力が必要です。ハズキルーペが欲しいところですが、MECYはダイソーで買った度のきついシニアルーペ(老眼鏡)でなんとかしのぎました。
◇年のせいもあるかもしれませんが、あまりに小さく細いので裸眼で位置決め判別はほぼ不可能なレベルです
イモハンダなど許されない、異次元のハンダ付け作業を要求されますが少しずつ良くみえてない極細のピンへハンダを馴染ませるような感じで粘り強くハンダごての先を動かしました。ピン先とパットのハンダの馴染み具合やハンダブリッジ等が無いことを老眼鏡+ルーペの最大望遠でピン先を何度も確認しました。
◇完璧に仕上がっているのか?でしたがNext18のハンダ実装はできました
ハンダ付けと目視確認を繰り返すこと20分、集中力と根気が尽きたところで仕上がりチェックをしました。セオリーであれば各ピンのコンタクトチェックをテスターで触って導通確認をするところですが、ピン間0.5mmの世界ではテスターの電極先も大木になってしまうので殆どチェックになりませんでした。そこで今回送られてきたお試し中華デコーダPanGu(バングー?)の出番です。
もうNext18ソケットの手ハンダ実装確認ために存在するかの様な一品です。これもかなり小さいです。
◇ExpBoard for Tomix HOに中華デコーダPanGuを載せてみました
中華デコーダPanGuとお手製ExpBoard for Tomix HO with Next18はソケット部分でパチンとハマります。これで物理的にハンダ作業が成功していれば繋がっているはずです。ExpBoard for Tomix HO の各パットに仮結線して中華デコーダPanGuが正常に動けば"神"、動かない/最悪燃えたら "地獄"となります。
・動作確認で繋いだ先の主な例です
・赤・黒:DCCコマンドステーション(RAIL給電)
・紫:モータ系
・黄色:ライト系(LEDで代用)
・水色:ファンクション系(LEDで代用)
ドキドキでしたが結果は"神"になれました。中華デコーダPanGuはお初物なだったのでどう使うのかよくわかりませんでしたが、モータの回転、LED点滅はデフォルト状態でも問題なく動作しました。中華デコーダPanGuのマニュアルが翻訳されてますので細かいCVの設定も読み込めばある程度は試せそうです。今回お手製のExpBoard for Tomix HO with Next18と中華デコーダPanGuの同時テストまで漕ぎ着けましたが、どちらもお初物、一発勝負物なのでかなりハイリスクでギャンブルチックな作業となりました。
今後はExpBoard for Tomix HO with Next18の手配線が神レベルに鍛錬できれば、低コストで今までDCC非対応だったTomix車両を強力にアシストしてくれそうなアイテムが増産できそうです。
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オープンサウンドデータMT54 を115系に入れてみた。その2です。前回は115系の中間モータ車に本丸のESU Loksound5 microを何とか入れてみて、MT54の心地よいサウンドが出せるところまで出来ました。今回はサウンドの何かを直接うんぬんするとゆうわけではありませんが、中間車だけでは電車は成立しないと思うので、前後の先頭車部分の加工を色々と試行錯誤してみたいと思います。
Tomix115系の先頭車部分はトレーラ車なので、デコーダも動力やサウンド対応の物は特に入れないと思います。連結する車両全てをにぎやかにしたい方はESU Loksound5 microを入れてみるのもアリかと思います。MECYは資金難なので一編成1両でESU Loksound5 microが玉切れなので、先頭車部分は光物だけにしようと思います。
光物だけとはいえDCC ReadyじゃないTomixの車体なので、ポン付けとはいかないと思うので、まずはクハ115/クモハ115の構造を知るためいつもの如くばらしました。
◇ボデーと明けた所、6か所のツメ外せばわりと簡単に開腹はできます。
光物なので先頭部のライト周りがDCC化のポイントになってくると思います。今回はNuckyさんのOneCoinDecoder4をFL両極性用デコーダとして利用したので、ライト周りのDCC化はわりと簡単でノーマルのライトユニットの電極へOneCoinDecoder4のOUTターミナルの配線をそのままハンダ付けするだけでライトユニット側の改造は特に必要ありませんでした。但し、そのままではRAIL電源系がアナログの構成のままになってしまい、都合が悪いので写真の赤マークが付いた部分に絶縁用のテープを貼っておく必要はありました。
◇光物用として利用したOneCoinDecoder4 DIYで作る世界最安の万能デコーダです。
絶縁処理だけしておけば、あとは室内灯用の電極をRAIL系の電源ラインとして利用します。OneCoinDecoder4のIN側からの配線をそのままハンダ付けしてしまってもよいのですが、今回はボデー側にOneCoinDecoder4を固定しようと思ったので、ボデーを外した時の事も考えて、OneCoinDecoder4のIN側からの配線の先をらせん状にして、室内灯用の電極に巻き付ける形にしました。これは間に合わせのかなり適当なやり方なので、本来ここは電極との接触がキチンと確保できるクリップ形状の様な物で固定や処理をした方が良いかと思います。
◇RAIL系統の赤・黒配線の先ぽをらせん状にして、室内灯の電極に絡ませるかなり安易な作戦でお勧めはしませんが・・
ここまでできればOneCoinDecoder4のFL両極性モードにCV値(CV30=2)で設定すればヘッドライトやテールライトを特に改造することなく簡単にDCC化に対応できます。ノーマルの装備ですと通常はここまでの加工で終わりにしてヘッドライトやテールライトのDCC化がめでたしめでたしですが、あともう一つ光物が残ってます。室内灯です。オプションで室内灯ユニットが用意されているのでアナログ仕様のものでも室内に張り出された電極版に合せて装着すれば、光らせるだけならすぐにできちゃうと思います。ただそのままではDCC化したこの車両ではDCC信号が電極に伝わっているので、DCCのコマンドステーションをSW ONにした瞬間に室内灯は付きぱなしという興ざめな仕様になってしまいそうなのでせっかくDCC化するのですから、一応なんらかのコントロールは利かせたいところです。デコーダーによっては室内灯用のファンクション機能が設けられているものがあるので、それを利用してデコーダから室内灯に配線できればそれでよいですが、今回搭載したOneCoinDecoder4のFL両極性モードでも普通の繋ぎ方では室内灯のサポートは特にないので一工夫してみました。
OneCoinDecoder4の取り扱い説明ページの下の方に「ファンクション機能活用方法(上級者向け)」という章があります。その中に「その他のファンクション応用例」という項があって、図解でファンクション回路の応用例が記されています。この内容を参考にして、テープLEDを利用した室内灯のオプション回路を構成しました。
◇テープLEDに手持ちのトランジスタを追加して簡易的な室内灯用オプションを増設
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こんなんで大丈夫?という感じの室内灯追加オプション加工ですが一番お金が掛からない手抜きな加工例です。本来はトランジスターの台座となる基板なりを用意してキチント配線した方が工作もやり易いし安全だと思います。このままでは確実にどこかがショートします。この後は一応絶縁のため要所をテーピングしておきました。トランジスターを追加したのはファンクションキーをトグルSWの様にみたてて室内灯用のON/OFF SWに拡張するためです。この手の加工はPICマイコンの端子の足から直接配線をハンダ付けして引き出す必要があるので、PICマイコン12F1822の仕様の理解も少し必要です。(あくまで上級向けで自己責任ということです)今回はトランジスターのベース側への接続線用に6番目のPIN(RA1/ICSPCLK)を直に引き出しました。あとは テープLEDの+とー、OneCoinDecoder4側の+、−の取り回しを考慮して室内灯のオプション回路を形成してやります。室内灯のオプション回路の工作が上手く出来れば、OneCoinDecoder4CV値一覧の下の方の「Ver0.92以降の表」に着目します。CV33 F0逆方向出力ピン/ファンクション設定1、CV34 F0逆方向出力ピン/ファンクション設定2の当たりの項をみます。ここはCV33〜36の設定値の組み合わせでファンクションキーの割り付けを変えられる事を示しています。今回は12F1822の出力ピン6の項の組み合わせパターンで有効になる想定です。ただ始めこの表の見方が良くわからずCV値の設定にとまどいました。色々と試行錯誤したところ、今回やりたい事の室内灯のファンクション割り当てを任意に割り当てるにはCV33をデフォルトの16以外の値にして、CV35の値を割り付けたいファンクションキーF0~F12のどれかにあてはまる値を設定すればよさそうだということが分かりました。
◇CV33:1、CV35:4に設定してF3をON/OFFすると室内灯が制御できる様になりました。
Tomixの車両はもともとがDCC Readyではないし作例も少ないので色々な面で試行錯誤の連続ですが、とりあえず限られた予算(OneCoinDecoder4とテープLEDその他雑費で¥700くらい)やりたい機能は実現できたかと思います。今後はYassanさんが進めているExpBoardのTomix HO版が仕上がってくれば、こんな面倒な工作からも解放されるのではと思います。
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盛り上がりをみせているオープンサウンドデータ。その中でComing SoonなMT54のβ版をYaasann様から特別に提供して頂きましたので緊急レポートをします。
MT54とは旧国鉄の主電動機つまりはモータの型式を示すらしいです。ちぇっと昔なら東海道線の近郊区間でよく見かけた115系が代表的ですが、懐かしい音をかなでるサウンドなので、115系に限らず旧国鉄車両なら結構な数の車両へ搭載されていた汎用的なものだと思います。まさかこのタイミングでMT54のサウンドが作られるとは予想だにはしていませんでしたが、たまたま去年気まぐれで購入していたTomix HOタイプ 115系が日の目をみることになりました。
ではさっそくDCC化から始めたいと思います。お題はTomixなので8PINソケットなどのDCC化への配慮なんてありません。Yaasann様がDCC化を手助けしてくれそうなTomix用の ExpBoardを検討されていますが、現時点ではまだ無いのでここは自力なんとかしないといけません。とはいってもHoなのでNゲージほどスペース面でハードルはさほど高くないと思います。一番の問題はDCC化のための追加配線の処理をいかに上手く処理するかだと思います。まず構造を把握するのとDCC化の検討のため車体を全部ばらすところからはじめました。
◇ボデーを外します
◇室内カバーを外します。モータや集電板が見えてきます
◇集電板を外してモータを外せるようにします。
◇モータや付随の部品も外します
車体を大方バラし、モーターのターミナルに付近に付属していた謎の小さなモジュールはなくても問題なさそうでしたので今回は外しました。次にDCC化のため、モーターのターミナルに配線をハンダ付けしてひきだしておきました。
◇モーターのターミナルから配線を引き出して、集電板と接触しそうな所は絶縁しておきます。
引きだしたモータの配線はすぐ車体の脇から室内カバの中へ回り込ませるようにしました。なるべく細いリード線を使えばボデーを被せてもそんなに気になりません。集電板はRAIL側の給電ラインとして活かすため元に組直しますが、モータのターミナルはカップトンテープで覆うなりして、確実に絶縁しておきます。室内カバーも元に組み直して、本来は室内灯として利用するためのターミナルからリード線を別にハンダ付けして、RAIL側の給電ラインとして利用することにしました。これでモーター側給電ライン:オレンジ・グレとRAIL側給電ライン:黒・赤が形成できるので、あとは適当なビンヘッダの足にNMRA の8ピン仕様相当になるようにハンダ付けしておきました。
◇仮設レベルですがDCC化出来ました
次にサンドデコーダですが、今回はMT54のベータ版ですのでYasann様にESU Loksound micro5へデータを書き込んでいただいた物をそのまま使うつもりでしたが、元々Nゲージがターゲットの様で、スピーカがキューブタイプのコンパクトなのもが標準でついていました。これをそのまま使っても問題はなかったのですが、Nゲージと違いスペースには余裕があったのと、音量が少し不足気味な感じがしたので、手持ちの適当なスピーカに替えました。MP3デコーダと合わせてよく使っていたもので、音の感じはまずまずだったのでこれにしてみました。
◇ESU Loksound micro5のオリジナルスピーカから適当なスピーカへ入れ替えました
◇8ピンソケットモドキにESU Loksound micro5を繋いで仮設のDCC車両となりました
◇ボデーを被せて仮設搭載完了です。
まだ中間モータ車したDCC化してないので、先頭車がついていませんが音、走行具合を確認した動画をごらんください。
オープンサウンドのMT54 β版ですが、完成度はすでに相当高く、まだFキーの使い方とかよく分っていない状態で適当に動かしているレベルですが特に問題となるような動きは現時点では認められませんでした。
テストトラックの距離が全然足りないので今後は線路を広げて動きをみてみたいと思います。
オープンサウンドのMT54β版ですが素晴らしい出来栄えだと思います。
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KATOのHO型の電車やディーゼル車をDCC化するに大助かりなアイテム「ExpBoard」を使ってキハ110を完全DCC化してみました。
前回はExpBoardのサイズ感や車両へ搭載するためのポイントを確認するところまででしたが、今回は実際に「ExpBoard」を車両に入れ込んで、ライト周りが中途半端だったNEM652(NMRA 8ピン)端子モドキのシロモノを完全準拠なNEM652(NMRA 8ピン)仕様に仕立ててみます。
まず「ExpBoard」の下準備ですが、NMRA 8ピンに当たる部分を付けます。これは手持ちのピンヘッダを8ピン部分だけ切り取って適当につけました。他にやる事はRAILからの給電ラインを確保する際に、車体側と「ExpBoard」のRAILパットとの接触を確実にするための何かが必要なのですが、MECYの場合は適当な銅板を程よい長さに切り出して「ExpBoard」のRAILパットにハンダ付けしておきました。
◇「ExpBoard」の下準備のための部材と加工が必要な箇所:赤〇→パットに銅板、青囲→8ピンヘッダにハンダ付けです
「ExpBoard」の下準備が終わったら元あったセンターウェィトや8ピンモドキ基板を取っ払って、代わりに車体へ組み込みます。その時にモータの配線を「ExpBoard」側のMOTOERのパットにハンダ付けしました。
◇「ExpBoard」側のMOTOER:黄〇にモータ配線をハンダ付けしてからネジで止めます
◇RAIL経路の通電が確立する様に車体側のRAIL用ウェィトと増設した銅板とが接触する様に確認しながら設置しました。
車体に「ExpBoard」を取り付けたら室内カバーを取り付けますが、その前にライト基板へ配線するためのロード線を引き出しておく必要があります。「ExpBoard」の両端に次の様なパットが並んでいるので「COM+:主に青、HEDAR:主に白、TAIL:主に黄」ここは予め下準備の段階で配線を引き出しておくほうが良いと思います。ライト基板はこれもKATOに改善して欲しい所ですが、車種毎で仕様がまちまちらしくキハ110のものが一番DCC化を考慮したまともなものらしいです。ただし改造は必要でした。電機屋の毎日様のキハ110ライト基板加工例が参考になります。この加工をライト基板に施した後に、「ExpBoard」引き出し済みのライト向けの配線をハンダ付けすれば出来上がりです。
各の基板パットと引き出す配線と結線させる例は下記になります
ライト基板側 「ExpBoard」側
H <=> HEDAR:主に白 前後の進行方向の点燈パターンを考慮してクロスして入れ替え
T <=> TAIL:主に黄 前後の進行方向の点燈パターンを考慮してクロスして入れ替え
C <=> COM+:主に青
◇ 前後進行方向の関係で「TAIL:主に黄(MECYはなぜか黒)、HEDAR:主に白」をクロスして付けるのがコツです
搭載するデコーダは名古屋電鉄様のMP3デコーダV5に、Nucky様のNEM652アダプターセットを追加加工してNMRA 8ピン対応化しました。MP3デコーダV5をNMRA 8ピン対応にする際は配線の引き出し方法でCOM+:青の専用パットがないので引き出し箇所の注意点と若干の細かいハンダ付け作業が必要でした。
◇MP3デコーダV5をNMRA 8ピン対応にして待望のNMRA完全 8ピン対応コネクタに差し込んでみました
最後はボデーを被せてキハ110のDCC化完了となります。
◇ヘッドライト/テールライトのコントロールもバッチリ決まっています
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KATO HO型のキハ110が今の現在、「ExpBoard」の組み合わせと若干の改造で比較的容易にDCC化できます。スパゲティ配線になりがちなDCC化改造で失敗するリスクはかなり軽減されると思います。
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仕事がタ小部屋化してそれに忙殺されている間に世間様は改元まで進んでいて、気が付いたらブログ放置も相当の時間が経っていました。少しリハビリをしつつ再開してゆきたいと思います。
まずMECYが浦島太郎になっている間にDCC電子工作連合とその周りの動きで大きなうねりが立ち始めています。まずは「オープンサウンドデータ ミーティング2019夏」が開催されるそうです。詳細は「電機屋の毎日」様のブログを参照なさっていただいて参加されることをご検討されると良いと思いますが、その前にMECY自身がオープンサウンドの時流に乗りたいので、その準備段階として日本型車両のDCC化をスマートに簡単に改造できるアイテム「ExpBoard」をYasann様からご提供していただいたので、この使い方から検討してみることにしました。
「ExpBoard」KATOのHOゲージに最適化された形状の基板です。重しのプレートとスワップして使うものだそうです。これを利用することで、以前悩んだライト周りの配線の処理に困ってしまう様な中途半端な仕様のものを、完璧なDCC化対応へと一気に変貌させてくれるお助けアイテムです。
手持ちの車両二種で「ExpBoard」インサートの検討を行います。
まずはクモハ40です。
◇クモハ40のボデーを外します
◇さらに本体を分解
◇「ExpBoard」を仮載せしてみました
車体とのサイズはバッチリでモーターホルダーのハメ合わせも完璧なので、重しスペーサとのスワップは問題さなそうです。だだしライトユニットの基板側がアナログDC対応しか考慮されてないので、そのままではアナログ仕様のままです。「ExpBoard」からライトユニットの基板へのなんらかのバイパス加工的な配線処理をしないといけない感じです。
以前DCC化した同系のクモハ41&クハ55は方側運転台の型式なので、まあ自己流の改造方法でもなんとかなるのですが、このクモハ40は両運手台なので配線を渡す線材の量も増えて見苦しい上に、デコーダへの結線間違いのリスクも増えます。なので配線工事を軽減してくれる「ExpBoard」を利用するメリットは大きいと思います。
次にキハ110に合わせてみます。
◇ボデーを外して本体をみてみます
◇本体をばらして仮載せしてみます
「ExpBoard」はぢちらかというとキハ110よりに最適化されているようです。ライト基板もクモハ40に比べてDCC化をわりと考慮したパターン設定になっているみたいなので、配線も簡単に加工できそうです。「ExpBoard」を組み合わせることで完全なDCC対応車に仕立てることが出来きそうです。
番外編ですが、TOMIX 115系の中間モータ車へもどうなのか?みました。
◇TOMIXの115系(湘南色)と「ExpBoard」
◇ボデーをハズします
◇仮載せしてみます。
基板の幅はよさげでしたが、Tomixは重しプレートの厚みが1mm位なので「ExpBoard」の基板厚では厚みがあり過ぎてはまらない感じです。モータ部分も逃げ加工が必要なのは明らかなので、KATOに最適化されている基板を転用するのは無理があるみたいです。やはりTomix専用基板の登場を待つのが賢明なようです。
手持ちの車両で「ExpBoard」の合わせ見合いを簡単に行ってみましたが、KATO HOと「ExpBoard」のコラボでDCC化のハードルは格段に下がる見込みであることがわかりました。次はTomix専用基板に期待が広がります。
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