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今巷で話題沸騰(たぶん)のオープンサウンドですが、第一弾はSLのサウンドが公開されています。作例の動画などを拝見すると完成度が高くレベルの高い良い音だと思います。以前MP3デコーダでSLサウンドを色々といじっていたことがあるのでSLの音はさまざまな音が出てるのはわかっていましたが、このオープンサウンドのSL版はそれを相当なレベルまで忠実に再現されているので感心していました。だた感心しているだけては本当の良さは分からないので、オープンサウンドのSL版を実際に試して味わう必要があると思いったのが今回のネタです。
そこでオープンサウンド化するタネ車は当然ながらC11となるところなのですが、C11の模型となると手頃なのはテンショウドウのプラ製ですがそこそこなお値段です。イモンなどはとんでもなくもっての外な値段がしています。ということで予算面でタネ車はどうしようと考えていましたが、ふと考えてみると別にC11という形式にこだわらなければ、実車のサイズは多少違いますが同じタンク機関車のC12からの派生車であるC56でもいいんでね〜のと思いはじめました。しかもそこそこお手頃なお値段となっているKATOのC56もあります。ということでKATOのC56をDCC化する検討から始めました。
しかしただ単純にテンショウドウのC11の様にサウンドデコーダをポン付けできる様な8pinソケットなのどの装備はKATO C56にあるわけはないので、それなりに高いハードルが屹ています。まず本体の分解がかなりの高難易度です。今回の殆どの作業と労力がこれに注がれていくといっても過言でないほど大変でした。まず初めて分解するのに構造がわかってない状況からスタートするので、正解となる分解の順番なども判る筈もなく殆ど手探りで進めなければなりませんし、KATOの車両設計が優秀過ぎて、プラ車体部分はネジ止めなどは極力使われていないく、かなりキツメで精度の良いはめ込み構造もシロウトの分解には難儀そのものなので部品を破損しないように慎重に当たりを探りながら進めて全て分解できるまで3日掛かりました。(一度諦めて、1日休んでますが・・)まるで難航不落の城攻めの様な感じでした。
◇3日掛かって大方分解したところ。
◇本丸のモータまで辿りついたところ。モータターミナルの絶縁処理だけしてすぐ組み立て直しです。
なにも全て分解しなくてもとお思いですが、DCC化するためにはモータとダイキャストフレームを分離絶縁するために避けて通れない工程です。足掛け3日掛かって分解しても結局やりたいことはモータターミナルシューの当たりに絶縁テープを張るだけです。
せめて8pin対応にした設計にしておいてくれればとKATOに強く思うところです。
次に要のモーター部分の絶縁処理を済ませて組み戻しつつ、平行でNext18アダプタ化の準備もしておきます。今回使用したのはあやのさんから頒布されているNext18 Adapter Boardです。MECYが求めた時は基板しかなかったのですが、現在はアセンブリされている物も頒布されているそうなのでそちらを利用した方が神技ハンダ作業をしなくてもいいので断然いいと思います。
◇Next18 Adapter Boardの生基板とNext18アダプタ。
◇細かくて良く見えないNext18コネクタピンを基板へ神ハンダ付けしました。
Next18アダプタが出来たら、所定の長さと色別のリード線を引き出しておきました。
テンダ側はバック進行時のライトも点燈する構造なので、その分のライト用配線も施しておきました。RAIL給電系の配線もテンダから取る形なので、テンダ内部は配線は結構込み合います。
◇テンダ部分の配線処理の準備中。スピーカは28mmの円形スピーカにドロップ館のフタをエンクロージャに転用します。
テンダにデコーダとスピーカを配置し、機関車側にはモータ系とライト系の配線分を必要な長さ分引き出しておきます。機関車本体が仮組み状態で、テンダから引き出したリード線とモータのターミタルとライト基板へハンダ付けして配線を纏めておきます。今回はキャブライトも点燈させるためLEDテープを利用して追加で配線もしておきました。
◇仮組直しの状態。ここでデコーダや動力部分の動作テストをしながら各部を調整しました。
◇仮組の上面から。28mmスピーカがテンダをほぼ占拠しています
ここまで順調に来ているように見えますが、結構手間取っていて配線の取り回しをやり直したりしてさらに1日掛けてしまいました。でもなんとか組戻して外観までは元に戻せました。
◇ほぼ外観は復元して追加した配線がチョット目立つくらいで収まりました
構造と分解の仕方がわからなかったので一度ロッド部分も全分解してしまったので、組み戻し時にバランスが崩れて走行がおかしくなる心配がありましたが、試験走行で特に分解時の悪影響は残らず問題はありませんでした。
◇試験走行の動画を撮ってみました。
28mmスピーカとドロップ館フタのコラボが音響効果にMAXに効いているのか結構爆音な機関車が出来上がりました。最高音量にして動かしているとあまりの音の大きさに近所の犬が反応して吠えるので少しボリュームを絞りました。
C56の分解過程で一度挫折仕掛かっており完成まで到達できるのか一時不安になりましたが、苦労した甲斐がありました。
ESU Loksound5 Microとオープンサウンドの組み合わせは最高です!
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2019/08/26 追記
◇ナンバープレートをC56 110にしました。 廃線になった三江線で走っていたナンバのようです。
或る運転会でMAX音量にして爆音を轟かせてきました
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最近大流行り!?のNext18コネクタを採用したデコーダSmileDecoderN18をなごや電鉄さんがリリースされ、試供品ご提供していただきましたので、ちょっと試してみました。
◇サンプル品のSmileDecoderN18
SmileDecoderN18サウンド機能は搭載されいませんが、Next18コネクタ採用で超小型化が実現されています。
(9.5mm×20mm、厚み3mm)
大きさ的には最小とまでは言えませんがワンコインデコーダより小さいみたいです。またスマイルコネクターを切り落とせば生贄中華デコーダといい勝負になそうです。
◇他のデコーダと比べてみました。
◇幅比較 真ん中のSmileDecoderN18が最薄の様な気がします
機能はモータ動力、F0ライト、F1 ファンクション、BEMF対応なのでサウンド無しで標準的な機能は装備していると思います。
他にNext18コネクタのテストボードもご提供いただいたので組み立ててデコーダの動作を兼ねてテストしてみました。
◇Next18専用のデコーダテストボード
Next18専用のデコーダテストボードはキット形式でご提供していただいたのですが、手違いがあったみたいで、まだ正式頒布はされていないようです。組み立て初めてその理由がわかりました。ピンヘッダ径と基盤のホールサイズが合っていないかった様です。
そのため組み立てでは径の小さいピンヘッダを利用するなどの調整をする必要がありました。正式頒布ではこの点は改良されると思います。少々部品側の調整が必要でしたが、ピンヘッダとターミナルブロックを取り付けるだけなので、組み立ては15分程度で終わりました。
次に、デコーダテストボードのテストです。テストボードのテストなんで変な感じですが、初回はNext18のコネクタの鬼の様な細かいハンダ実装がシュート、オ−プンなどがなく問題なくクリアできているか確認はしておかないといけないと思いましたので、生贄中華デコーダさんの登場となりました。
◇動画でテストボ−ドのテストを撮ってみましたので、テストボ−ド動きをごらんください。
デコーダテストボードには問題なく生贄中華デコーダさんもキビキビと動いておりました。
次に本命のSmileDecoderN18デコーダの動作確認をしてみました。
◇SmileDecoderN18デコーダとNext18コネクタ専用テストボードの動作確認
SmileDecoderN18の動作。こちらもまったく問題ないと思います。ファンクションがまた1系統しか使えてないので、スケッチを改良すればもっと拡張できそうな感じです。
デコーダテストの便利なところはモータ動作だけでなくファンクションの動きや効き具合をLEDで確認できる点かと思います。特にオープンサウンドで今後Next18コネクタのデコーダを活用する場面が増えてくると思うので、Next18コネクタを介した動作確認はこの様なデコーダテスタボードが必須になってくると思います。
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